オロト酸一水和物
乳清にも含まれる、栄養学・生化学で研究されてきた成分
オロト酸一水和物は、オロト酸に水分子が結合した形の成分です。
オロト酸は、かつて「ビタミンB13」と呼ばれたこともある有機酸で、乳清などにも含まれる成分として知られています。
研究の視点
オロト酸一水和物は、プリン体を直接分解する成分ではありません。
オロト酸は、体内でピリミジン系に関わる成分として知られており、プリン体とピリミジン体の相対的なバランスという観点から研究されています。
また、尿酸値は尿酸が作られる量だけでなく、腎臓での再吸収や尿中への排泄とのバランスによっても変化します。
オロト酸については、こうした尿酸の体内でのめぐりとの関連も研究されており、食生活を気づかう方の健康習慣を考えるうえで注目されています。
オロト酸一水和物を含む錠剤を用いて、単回摂取時と4週間継続摂取時の血中尿酸値の変化が検討されました。
単回摂取試験では、健常男性2名を対象に、高プリン体食とともにオロト酸一水和物225mgを摂取。4.5時間後の血中尿酸値の変化を確認しました。
4週間継続摂取試験では、平常時の血中尿酸値が6.0mg/dL以上の健常男性5名が、毎朝食時にオロト酸一水和物225mgを4週間摂取した後の血中尿酸値の変化を確認しました。
今回の研究は、大学との共同研究で実施された、人数の限られたヒトパイロット試験です。
観察された変化は興味深いものですが、より多くの方を対象にした検証が必要です。
こうした研究情報を参考にしながら、食生活を気づかう方が毎日の習慣に取り入れやすい素材設計を行っています。